よくあるご質問
Q&A
当院によく寄せられるご質問と回答の一覧です。
お問い合わせは 公式LINE からお願いいたします。
初診について
- 初診までに準備するものはありますか?予約時にオンラインで問診票をご提出いただきます。詳しくはコチラをご覧ください。
- 夫婦(パートナー)で一緒に受診することは可能でしょうか?不妊治療に関しては女性の方を本院の俵IVFクリニックへご案内し、連携して治療を進めることができますが、予約枠をそれぞれお取りいただく必要がある為、同日時での診療ができない場合がありますことをご了承ください。
- 初診で受診する際、診察開始からお会計まで、どの程度時間をみていればよいですか?診察内容や診察の混雑度合いにもよりますが、2時間半~3時間程度みていただき、お時間に余裕を持ってご来院してください。
- 初診の日取りについて制約はありますか?特にありません。いつでも大丈夫です。
- 他院から転院を検討しています。その場合、現クリニックに転院の意思を伝えた方が良いのでしょうか。転院理由にもよりますが、紹介状を受け取りたい場合は申し出る必要があります。紹介状が不要なケースでは必ずしも申し出なければならないとは言えませんので、ご自身でご判断ください。
- 紹介状は必ず必要でしょうか?紹介状はないよりもある方が今後の治療の参考になります。なくても診察を行う事は可能ですが、可能であればお持ちください。
- 他院と治療を併診することはできますか?内容にもよりますのでご相談ください。
- 転院前のクリニックで受けていた処方をお願いすることはできますか?現在の状況を確認し、当院で取り扱っている薬剤であれば処方可能ですが、ご希望に添えない場合があります。
- 以前受けた検査結果は必要でしょうか。お持ちいただいた検査結果によっては、必要ない検査を省ける場合がありますのでご持参ください。
- 電話で予約することは可能でしょうか。申し訳ございません。当院はインターネットでの予約のみとさせていただいております。
- 初診希望日の何日前から予約が可能になりますか?予約枠に空きがあれば前日での予約も可能でございます。
- 不妊治療(人工授精、体外受精など)について知りたい人工授精や体外受精などの女性が中心となって行う不妊治療に関する詳しい情報は、姉妹院の俵IVFクリニックのホームページをご参照ください。
費用について
- 治療費の支払いにはどのような方法が利用できますか?当院では原則、クレジットカードでのお支払いのみご利用いただけます。
- EDの薬やTENGAは自費ですか?基本的には自費でのご案内になります。男性不妊症に対する治療としてEDの薬を用いる場合は、保険適応となる場合がありますのでご相談ください。
- LOHの治療は保険適用ですか?保険適用で可能な治療と自費での治療があります。
- ジェンダー外来は保険もしくは自費ですか?基本的には保険診療ですが、性別変更前のホルモン療法は自費でのご案内になります。
男性不妊症について
- 男性不妊症の原因にはどのようなものがありますか?男性不妊症の原因は、①造精機能障害:精子をつくる機能の低下・停止、②精路通過障害:精子の通り道に障害、③性機能障害:勃起障害・射精障害、と大きく3つに分けられます。
- 精液所見と日常生活との関係について教えてください。精液所見に負の影響をあたえる生活習慣の代表的なものは、①喫煙、②長い禁欲期間、③タイトな下着(ブリーフ)、④サウナや長風呂、⑤膝上でのPC作業、⑥長時間の自転車走行、⑦育毛剤(フィナステリド・デュタステリド)などがあります。さらに、仕事で偏った食生活偏った食生活や睡眠不足なども精液所見が悪化する原因となることがあります。
- 男性不妊症の検査は、どのような検査を行いますか?精液検査、血液検査、超音波検査などを行います。
- サプリメントや漢方で精子の状態を良くすることはできますか?個人差もあり劇的な改善はなかなか期待できませんが、体質を改善し、体調を整えるという意味で内服をおすすめしています。当院でも男性用のサプリメントをいくつか置いているので、希望があればスタッフにお声かけください。
- 精索静脈瘤と診断されましたが、手術を受けた場合どの程度の割合で改善されますか?また、改善される場合はどの程度の期間を有しますか?精索静脈瘤の手術により精液所見が改善する割合は51~78%と報告されています。改善がみられるのはOPE後3ヶ月以降が多いため、当院ではOPE後6ヶ月~12ヶ月まで経過を見ています。
- 男性不妊症の内訳は?男性不妊症の原因は、造精機能障害・性機能障害・精路通過障害の大きく3つに分類されます造精機能障害とは、精巣で精子を作る力が低下して、射精した精液中の精子の数や運動が低下している状態で、男性不妊の原因の約80%を占めています。性機能障害には勃起不全(ED)と射精障害(EjD)があり、男性不妊に占めるその割合は約15%です。残りが精路通過障害で、精巣で精子が作られているにもかかわらず、何らかの原因で精子の通り道(精路)が閉塞するか生まれつき欠損しているため、無精子症や高度乏精子症となる病態です。
- DFI検査とは何ですか?DFI検査(sperm DNA Fragmentation Index )とは、「精子の質」を調べる検査であり、精液中にDNAが損傷している精子が含まれている割合を示します。DFIの割合が高い場合は体外受精における受精率、胚盤胞の達成率、妊娠率が低下し、流産率が上昇するとの報告があります。
- Y染色体微小欠失分析検査とは何ですか?精子形成に重要な働きをもつといわれているY染色体上のAZF領域の欠失の有無やその部位を調べる検査です。AZF領域は、AZFa, AZFb, AZFcの3領域から構成されており、AZFa領域とAZFb領域に欠失がある場合は精子が作れないため、TESE(精巣精子採取術)で精子を回収できる可能性は0%ですが、AZFc欠失の場合はTESEにより精子を回収できる可能性があります。
- 精索静脈瘤の手術にかかる時間は?個人差はありますが、所要時間は30~60分程で終了します。
- TESEにかかる時間は?個人の条件や術式によって差がありますが、片側でおよそ30~60分です。片側で精子がすぐ見つかれば所要時間は30分程で終了しますが、場合によっては両側で2時間近くかかる可能性もあります。
- 手術した後、帰宅できるまでどれくらいかかる?患者さんにより個人差はありますが、通常術後は2時間ほど安静にしていただき、出血や痛み、創部の状況を確認して帰宅になります。
- AGA治療薬は精子に影響する?ミノキシジルは影響ありません。フィナステリドやデュタステリドは、造精機能(精子を作る機能)や勃起機能に影響を与える可能性があります。
- 自宅で採精しても良い?基本的には当院受診の際は採精室の利用をお願いしております。当院では採精室が3部屋ございます。採取してから検査するまでに精子が弱っていくため、採取後できるだけ早く検査をしたいと考えています。特に冬場は、自宅から持ち運ぶ際に冷えることによって精子の運動率が低下することが多く、正確な結果が出ない可能性があります。
- 自宅で採精する場合の注意点は?基本的には当院受診の際は採精室の利用をお願いしております。当院には採精室が3部屋ございます。ご自身の都合により当院での採精が困難な場合は、採精から検査までが2時間以内を目安にしていただき、夏場は車内などで高温になりすぎないように注意し、冬場は冷えないよう体温や保温器などで保温してご持参ください。
- コロナウィルスやインフルエンザに感染して精子悪くなる?コロナウィルスやインフルエンザウィルスに感染して高熱が出た場合、精巣へのダメージが考えられます。特にコロナの場合、その影響は約3ヶ月続くので、その間の不妊治療は控え、採卵などの予定があっても延期した方が良いと考えます。
- ワクチン接種した直後は精子に影響ある?不妊治療を控えた方が良い?ワクチン接種による精子への影響はありませんが、副作用で高熱が出た場合は影響が出る可能性があります。
性機能障害について
- 性機能障害とは何ですか?性機能障害とは、身体的または心理的要因により性行為において適切な性的反応や満足感が得られない状態を指します。男性では、勃起障害、射精障害、女性では腟潤滑不全、性交疼痛症、オルガズム障害、男女共通の性欲障害、性嫌悪症などがあります。
- ED薬は副作用がありますか?割とよくある副作用は顔のほてりです。その他としては視覚症状(物が青く見える)、めまい、胸焼け、鼻づまりなどが起こる可能性もあります。服用した際、お気づきの事がありましたらご連絡ください。
- ED薬と他のサプリメントとの飲み合わせは?基本的には問題ありませんが、服用時に気になることがありましたらご連絡ください。
- TENGAの取り扱いはありますか?当院では医療用のTENGAを取り扱っております。目的により製品のご案内が異なるため、ご希望の際はご連絡ください。
- ED薬は依存性はある?継続して服用しても身体的な問題はなく、薬の効果が下がったり依存したりすることはありません。
LOH・泌尿器について
- PSAが高くなる病気や原因は何ですか?PSAが高くなる疾患としては、前立腺癌、前立腺肥大症、前立腺炎などがあります。また射精や長時間の車の運転などの前立腺への機械的な刺激や、加齢においても軽度に上昇する場合があります。
出典:日本泌尿器科学会 - LOH症候群の診断に使われるAMSとは?AMS(Aging Males Symptoms Scale)は、精神・心理・身体、性機能についての17項目の自己評価型症状スコアです。5段階評価を統計し、合計が26以下が正常27~36は軽度、37~49は中等度、50以上は重症としています。
- 採血は時間帯は気にせずいつの予約でも大丈夫でしょうか?男性ホルモン(テストステロン)は、朝高く夕に低いという日内変動があり、午前8時から11時までに採血することが望ましいとされているため、午前の来院をお願いしております。
性別不合・ジェンダーについて
- レズビアンとは何ですか?女性同性愛者の事をレズビアンと呼びます。
- ゲイとは何ですか?男性同性愛者の事をゲイと呼びます。
- バイセクシュアルとは何ですか?両性愛者の事をバイセクシュアルと呼びます。
- トランスジェンダーとは何ですか?生まれた時に割り当てられた性別と、自分の認識している性別が一致していない人の事をトランスジェンダーと呼びます。
- 性別不合は病気ですか?病気という扱いではありません。WHOより心と体の性が一致しないことの名称が、これまで精神障害の分類である「性同一性障害」から「性別不合(性別違和)」へと変わり、病気や障害ではないと宣言されました。