ジェンダー外来

GI

自身の性に対する違和感がある方

性とは何?

ひと言で「性」といっても、性を表現する言葉は様々です。自分の性と向き合うために、まずは性について正しく理解することが大切です。

身体的な性(sex)

生まれた時の性別のことで、身体の構造における性を指します。性染色体や外性器、内性器、性ホルモンを指しますが、多くの場合、身体的性は産まれてきた時の外性器によって判断されます。

性別に対する自認(gender identity)

心の性のことをいいます。自分で自分が男であると思っているのか、女であると思っているのか、ということ。体のつくりとは関係なく、「どちらでもない」という場合もありますし、「どちらでもある」という場合もあります。

性的指向(sexual orientation)

いずれの性別を恋愛や性愛の対象とするか、ということです。同性指向と異性指向はある割合で存在します。性的指向の割合は人によって様々で、異性指向と同性指向の比率は生まれながらにおおよそ決まっていますが、揺れ動くこともあります。自分の意思や他者の働きかけで大きく変わることはありません。

性的指向

性表現(sexual expression)

性表現とは、見た目や言動などで表す性のことで、どのようなファッションやスタイルを好むか、という要素です。ファッション(女性的な服装を好むとしても)と性的指向は別のものだったります。

性の多様性

ジェンダー(gender)

性別を意味する言葉で、男らしさ、男性の役割、女らしさ、女性の役割、などの社会的な性役割を意味する言葉として用いられます。時に社会的な性役割が、自分らしい性を制限してしまうことがあります。

クラスに一人はLGBTQ

体が男でも、心も男であるとは限りません。また、男でも、好きになる性別が女であるとは限りません。LGBTを自認する人の割合は7.6%と言われていて、左利きの人、AB型の人の割合とほぼ同じで、特別なことではありません。
残念ながら、性の多様性について理解が不足しているために、差別的な扱いをしたりされたり、という現実があります。いろいろな性の在り方があることを理解し、お互いを尊重し、認め合うことが大切です。
自身の性に対して違和感がある方、違和感というほどでなくても、何か少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
ジェンダーのお悩みはセンシティブなものです。相手が医師でも初対面だと話しづらいと感じたら、AIコンシェルジュに話しかけてみてください。AIコンシェルジュは24時間365日、あなたからのアクセスをお待ちしております。

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ご予約

下記予約ページにて受診項目「ジェンダー外来」をご選択いただきご予約ください。

性別不合:治療をお考えの方

性別不合とは

生まれた時に割り当てられた性別(身体的な性)と、自身の持つジェンダーの認識(性自認)が一致せず、持続的に違和感を持っていることを性別不合と言います。

性別の違和感を自覚した時期

小学校入学から中学生にかけてが性別の違和感を自覚する方が多い時期です。SRHケアクリニックでは性別不合についてのあらゆるお悩みに寄り添います。性別不合についてのお悩みや求める解決策の方向性は様々です。まずはお気軽に受診してください。お話しを伺いながら、ご要望を明確にして解決策をご提案させていただきます。

当院のジェンダー外来の特徴

チーム医療でケアを行います

泌尿器科であるSRHケアクリニック静岡、婦人科である俵IVFクリニックが生物学的性の決定を、心の状態の確認は当院の非常勤医師で埼玉医科大学総合医療センター 診療副部長の精神科医、安田貴昭先生が行います。また、継続的なフォローには認定心理士やキャリアカウンセラーが加わり、皆さまの生活をサポートしていきます。身体的治療に進むためのGID診断(意見書)の作成が静岡県内で完結できるようになりました。

経験に基づいた幅広い治療の選択肢

ホルモン療法などを安心して続けられるよう、定期的な血液検査などを通じて皆さんの心と身体の状態を確認し、数ある選択肢からご希望にあわせて最適と思われるケア方針を提案していきます。

性別不合に対する当院の治療について

当院の性別不合に対する治療は、日本精神神経学会、日本GI(性別不合)学会による「性別不合に関する診断と治療のガイドライン(第5版/一部補正) 」に則り進めて参ります。
身体的治療を希望されている方は一度お目通しください。

治療相談・カウンセリング

治療についてはもちろん、どんな些細な事でもお悩みの方はご相談ください。

身体的治療に進むための意見書作成

当院で身体的治療を進める場合、GID診断を受けることが基本となります。

ホルモン療法

患者さんのご希望をうかがいながら、より適切な治療法をご提案させていただきます。

血液検査

ホルモン療法中の方は、年に2-3回の血液検査を行っております。

SRS後の外陰部の悩み相談

身体的治療後も継続的にケアしていきます。

AGA

ホルモン療法後の抜け毛が気になる方のご相談も承ります。

ご予約

下記予約ページにて受診項目「ジェンダー外来」をご選択いただきご予約ください。

料金のご案内

ジェンダー外来における各種料金のご案内です。
- 別途、処方料等がかかります。
- 保険診療の場合は「3割負担」の料金を表示しております。自費診療の費用は一部を除き保険点数×10+税となります。
- 実際のお支払い金額は、多少増減することがございます。

ジェンダーに関するお悩みのある方全般

保険診療

項目内容費用備考
初診診察¥870
再診診察¥230

自費診療

項目内容費用(税込)備考
再診継続カウンセリング(医師) 30分以内¥16,500延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
継続カウンセリング(心理士) 45分以内¥11,000延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
家族カウンセリング(医師) 30分以内¥22,000延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算

GIの診断書(意見書)をご希望の方

保険診療

項目内容費用備考
初診診察¥870
再診診察¥230
精神科医(安田Dr)診察 30分未満¥950
精神科医(安田Dr)診察 30分以上¥1,230
検査超音波検査(陰嚢部)¥1,050
血液検査(染色体検査)¥20,350

自費診療

項目内容費用(税込)備考
カウンセリング 継続カウンセリング(医師) 30分以内¥16,500延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
継続カウンセリング(心理士) 45分以内¥11,000延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
家族カウンセリング(医師) 30分以内¥22,000延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
書類作成診断書¥10,000
意見書作成料¥33,000

ホルモン補充をご希望の方

自費診療

項目内容費用(税込)備考
初診診察¥3,300延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
再診診察 10分以内¥880延長料金 10分ごと¥3,300(税込)加算
FTM治療テスチノンデポー(注射薬)125mg¥1,500
テスチノンデポー(注射薬)250mg¥2,800
グローミン(塗布薬)1本¥4,000
MTF治療プロギノン・デポー(注射薬)1回¥2,000
ル・エストロジェル (塗布薬)1本¥4,000
エストラーナテープ (貼付剤)14日分¥2,800
プレマリン(内服薬)1ヶ月分¥4,200
検査血液検査 ※治療半年後の定期検査¥7,000血算・AST・ALT・クレアチニン・BUN・UA・eGFR・LH・FSH・PRL・TTE・E2・PT・APTT・FIB